しし座流星群
しし座流星群とは、太陽を33年周期でまわるテンペル・タットル彗星から放出された塵(ちり)が、地球の大気にぶつかって起こる発光現象です。 しし座を中心として流れ星が放射状に飛びだすように見え、ほかの流星群にくらべて明るく、流星痕(りゅうせいこんを残す流星が多く、また短時間に多数の星が流れるのが特徴です。 しし座流星群は毎年11月17・18日ごろをピークに数日間見られますが、普段は、それほどたくさんは見られません。 しかし、母彗星のテンペル・タットル彗星が地球軌道に接近する33年に1度、「流星雨」と呼ばれるほどのたくさんの流星が見られことがあり、その記録は古く、西暦902年に中国の天文学者がしし座流星雨を見たという報告があります。 1966年の出現では、アメリカのアリゾナ州キットピークで、突発的に1秒間に40個もの流星が観測され、大出現となりました。 |