ヘールボップ彗星 (C/1995 O1)

ヘールボップ彗星は、1995年7月23日にヘール氏(Alan Hale:Cloudcroft,New Mexico,USA)とボップ氏(Thomas Bopp :near Stanfield,Arizona,USA)によって、それぞれ独立に発見されました。
ヘール氏は、既知の彗星を観測中、いて座のM70近くにこの彗星を11等級で発見し、一方のボップ氏も、星雲星団の観望しようとして、友人の望遠鏡を覗いている時に、未知の天体が視野に飛び込んで来たという、どちらも偶然の発見でした。
1996年5月頃からは、肉眼光度(6等級)に達し、その後18ヶ月以上の間、肉眼光度を保つという観測史上最も長く肉眼光度を保った彗星となり、「1997年の大彗星」とも呼ばれています。
ヘールボップ彗星は、どんどん明るくなり、尾も伸びてきて、1997年春には、その素晴らしい姿を私たちに見せてくれました。 
特に3月明け方に見えていた、20°近く伸びた青いイオンの尾と白くカーブした太いダストの尾を2本なびかせた姿は、とても印象的でした。 最大光度は−1等級とされています。
周期は2534年とされていて、次回の回帰は西暦4530年頃となります。

 

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1996/4/21
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『7等級のヘールボップ彗星』  撮影者: 長谷川久也

1997/1/20, 23
1997-1-20, 23
『尾が出始めたヘールボップ彗星』  撮影者: 長谷川久也
1997/2/7
C/1995 O1 (1977/2/7)
『尾が伸びたヘールボップ彗星(1)』  撮影者: 長谷川久也
1997/2/12
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『尾が伸びたヘールボップ彗星(2)』  撮影者: 長谷川久也  
 1997/2/20 (1)
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 『尾が伸びたヘールボップ彗星(3)』  撮影者: 長谷川久也
1997/2/20 (2)
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 『尾が伸びたヘールボップ彗星(4)』  撮影者: 長谷川久也
1997/3/10
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『天の川とヘールボップ彗星』  撮影者: 長谷川久也

1997/3/10
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『ヘールボップ彗星アップ』 撮影者: 久保庭敦男
1997/3/12
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『森から昇るヘールボップ彗星』 撮影者: 長谷川久也
1997/3/13
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『ヘールボップ彗星アップ』 撮影者: 長谷川久也

1997/3/30
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『宵のヘールボップ彗星 』 撮影者: 茶谷英孝

1997/3/30
1997_3_30

『沈むヘールボップ彗星 』 撮影者: 茶谷英孝

1997/4/1 
1997_4_24
『近日点通過の日のヘールボップ彗星』 撮影者: 長谷川久也
1997/4/10 
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『橋とヘールボップ彗星』 撮影者: 長谷川久也
1997/4/24 
1997_4_24 (1) 
『ヘールボップ彗星・ヒアデス・プレアデス』 撮影者: 長谷川久也
1997/4/24
1997_4_24 (2)

『夕焼けの中のヘールボップ彗星』 撮影者: 佐藤美智代




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