スワン彗星(C/2006M4)
スワン彗星は、太陽観測衛星「SOHO」に搭載されている「SWAN
検出器」の公開画像から、2006年6月に見つかった新彗星です。
SOHOは、ヨーロッパ宇宙機関(ESA)とNASA が共同で打ち上げた人工衛星で、SWANの画像は公開されているのです。 その6月下旬以降の画像の中から、アメリカのR. D. Matson氏とオーストラリアのM. Mattiazzo氏は、それぞれ独立に太陽に近い位置に淡く写っている移動天体を発見し、その後、地上(南半球)からの観測で12等の彗星として確認されました。 その後しばらく太陽の近くにあって観測できない状態が続いていましたが、9月15日ごろから複数の観測者によってその姿がとらえられ始め、10月上旬には、6等ほどまでに明るくなりました。 その後、10月24日頃にアウトバーストを起こし4等級に増光し、尾も10°程度伸び、秋の夕空を飾りました。 |
2006年11月1日17h47m50s〜20s(30秒露出),第2利根彗星観測所にて 20cm反射望遠鏡(F6)+ST-9Eにて撮像 <<撮影者のコメント>> |
撮影者: 古山茂 |
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スワン彗星:2006年10月30日17h49m20s〜50s(30秒露出), M13 :2006年10月30日17h57m20s〜50s(30秒露出), 第2利根彗星観測所にて 20cm反射望遠鏡(F6)+ST-9Eにて撮像 <<撮影者のコメント>> |
撮影者: 古山茂 |
2006年10月7日18h30m53s〜58s(5秒露出),第2利根彗星観測所にて 20cm反射望遠鏡(F6)+ST-9Eにて撮像 <<撮影者のコメント>> |
撮影者: 古山茂 |