アメリカのパンスターズ計画（Pan-STARRS, Panoramic Survey Telescope And Rapid Response System）の観測チームは、２０１２年５月１９．４５２５４日と１９．４６２２１日（世界時）に撮影した２枚の赤色バント40秒露出のCCD画像から、１９．７等の新彗星をへびつかい座に発見しました。 パンスターズ計画とは、地球に衝突する可能性のある地球近傍天体を発見することを第一の目的として、ハワイのハレアカラ山に４台の望遠鏡を設置し、継続的に全天をサーベイ観測を行い、移動天体や突発天体を検出する計画です。 発見したのは、PS１と呼ばれる口径１．８mリッチークレチアン望遠鏡で、この天体は近くの恒星と比較して、明らかにコマのような広がりを持ち、p.a.160°に向かって僅かに尾のような広がりが延びていました。 小惑星センターのNEOCP webpageに公表後、複数の位置観測者によって彗星状として観測されました。 ２０１４年９〜１０月には６等級まで明るくなりました。

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