ニート彗星 (C/2001 Q4) 

ニート彗星(C/2001Q4)は、アメリカのニート(NEAT)と呼ばれる組織が、カリフォルニア州パロマー山にある1.2mの望遠鏡を使って、2001年8月24日に発見した彗星です。発見時の等級は17.3等です。
NEATは Near Earth Asteroid Tracking を略したもので、NASAのジェット推進研究所が地球に接近する小惑星などを捜索しているプロジェクトのことです。
この「2001Q4彗星」は、NEATが発見した12個目の彗星になります。
2004年4月末頃から南半球で肉眼的に見え始め、日本では5月初旬から夕方の低空に肉眼彗星として3等級で見えました。
なお、この彗星の遠日点は約1光年(54000AU)とされ、周期も約350万年と超長期彗星であることも判明しています。

 

2004年5月11日20時00分〜(10コマ合成),  茨城県筑波山系にて
機材: ニコンD70+180mm(F2.8→4), EM-200赤道儀にて自動追尾

≪撮影者のコメント≫
薄雲越しの撮影でしたが、複雑な尾がよく写りました。 核の部分は肉眼でもよく見えました。

撮影者: 久保庭敦男

 

 

2004年6月5日20時49分      茨城県筑波山系にて

機材: ニコンD70+BORG125EDF4,EM-200で自動追尾

露出: 2分×10コマ合成(上が北)

≪撮影者のコメント≫
光度が高くなり、見やすくなりました。小型双眼鏡でもすっと伸びた尾を見ることができます。

撮影者: 久保庭敦男




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