マックホルツ彗星(C/2010F4)
2010年3月23.526日(世界時)、アメリカのマックホルツ氏(Don
Machholz;Colfax, カリフォルニア州)は、47cm(F4.8)反射望遠鏡、77倍の眼視捜索で、彼の彗星捜索プログラムのコース上に、11等でNGC7217銀河と似たイメージの、拡散した2'のコマ(DC
= 2)を持つ彗星を発見した。 しかし、薄明が始まってしまい、倍率を上げて観察するなどの努力をしたものの、検出に20分しかなく、ついに移動は確認出来なかったため、新彗星として報告することが出来なかった。 そらから数日間は悪天が続いたが、3月26日朝け方、再び太陽に向かって急速に移動している光度11.5等〜12等の、23日に見た彗星と思われる彗星を見つけ、小惑星センターの"NEOCP"に掲載した。この彗星は1日に2°程移動していた。 その後、"NEOCP"を見た三人の日本人によってこの彗星の存在が確認された。 |
2010-03-30 古山茂 |