古山彗星 (C/1987 W2)

古山彗星は、当会の古山茂氏によって1987年11月23.67日(世界時)に発見された彗星です。
発見機材は、タカハシ製作所製イプシロン-300(口径30cm反射写真儀)です。
この発見は、計画的写真彗星捜索としては世界初という快挙であり、彼にとっては1975年の「鈴木・三枝・森彗星
(C/1975T2)以来、12年ぶり、2個目の彗星発見となりました。
発見当初の眼視等級は約10等級で、次第に暗くなっていきましたが、同年12月中頃までは小望遠鏡でも良く見えていました。その後は南下して日本からは見えなくなりました。

 

1987年12月2日 03h59m〜7分露出
撮影地:茨城県守谷市
機材:ミカゲ31cm反射望遠鏡(F6.5 直焦点撮影)

    メトカーフ法にて彗星を追尾
フィルム:水素増感TP2415(D19現像)

・彗星部分をトリミングしてあります。


撮影者:長谷川久也

 



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