リニア彗星 (C/2002 T7)

 

リニア彗星(C/2002T7)は、2002年10月14日に、アメリカのLINEAR(Lincoln Laboratory Near-Earth Asteroid Research:リンカーン研究所の地球に近づく小惑星捜索プロジェクト)が発見しました。
地球への最接近は5月19日で、この頃に見かけの大きさ(尾の長さ等)が大きくなりますが、日本ではこの頃の条件が悪く、南半球での方が良く見えました。
日本では、2004年5月下旬から夕方の低空に、ニート彗星(C/2001Q4)と共に肉眼彗星として観測されました。
このLINRARチームは、多くの彗星を発見していて、どれも「リニア彗星」と命名されていて、まぎらわしいので、彗星符号で区別し、「2002T7」彗星とも呼ばれています。

 

2004年6月5日20時00分
撮影地:茨城県筑波山系

機材: ニコンD70+BORG125EDF4,EM-200で自動追尾
露出: 1分×6コマ合成(上が北)

≪撮影者のコメント≫
夕空の低空のため、透明度が高くないと探すのも難しいです。
写真では短い尾が写っています。

撮影者: 久保庭敦男

 

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