池谷・村上彗星(332P)

静岡県の池谷薫さんは、2010年11月2.831日(世界時)に、25cm反射望遠鏡を使い、39倍の倍率による眼視捜索で8.5等の新彗星を発見しました。
この新彗星は、おとめ座にあり、拡散しているものの、やや中央集光を持っっており、コマの視直径は、1′ほどでした。
池谷さんは翌日の3.812日(世界時)にもこの彗星の存在を確認し、視直径2′と見積もっています。
同じ3日には、新潟県の村上茂樹さんも、この彗星を独立発見しました。
通常、すぐに命名されるのですが、理由は定かではありませんが、命名に1日近くもかかり、結果的には「池谷・村上彗星」と命名されました。
池谷さんによると、彼は発見前日の11月1.8日(世界時)にも彗星捜索をしていましたが、発見日よりも空の状態が良かったにも関わらず、彗星があったと思われる位置には、9〜10等級の天体はなかった、とのことですので、この彗星は発見直前にバーストを起こし、急速に明るくなったものと思われます。
後の観測から、周期5.41年の短周期彗星であることがわかりました。 日本人による短周期彗星の発見は数少なく、貴重な発見と言えます。 
2016年の回帰では多数の分裂核が観測されました。



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