ジャコビニ・ツィナー彗星(21P) 

1900年12月20.81日(世界時)、フランスにあるニース天文台でミッシェル・ジャコビニ氏(Michel Giacobini )は、みずがめ座で新彗星を発見しました。
この彗星はジャコビニ彗星と命名され、12月末まで光度10.5〜11等、視直径1′ほどで見えていましたが、尾は観測されませんでした。
その後、翌1901年1月初めには暗くなっていき、2月16日まで観測されました。
観測の結果、この彗星は周期彗星で、6.52年の周期であると算出されましたが、次回の回帰年である1907年には観測されませんでした。
1913年10月23日(世界時)、ドイツ・バンベルクのエルンスト・ツィナー氏(Ernst Zinner)は、たて座β星の近くの変光星を観測中に、このジャコビニ彗星を再発見しました。
この時の観測では、光度10等で視直径3′、30′ほどの尾を観測しています。
これにより、この彗星は2人の名前を取って「ジャコビニ・ツィナー彗星」と呼ばれるようになりました。
このジャコビニ・ツィナー彗星は、有名な「ジャコビニ流星群(10月りゅう座流星群)」の母天体でもあります。
なお、この彗星の日本語での呼び方は複数あり、「ジャコビニ・ツィナー彗星」以外に「ジャコビニ・ジンナー彗星」「ジャコビニ・チンナー彗星」など…とも呼ばれています。
当サイトでは、「Zinner」のドイツ語読みの発音に忠実な表記として「ジャコビニ・ツィナー彗星」を採用しています。


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