２０１９年８月３０．０４日UT（世界時）、ウクライナにあるクリミア天体物理天文台の観測施設 「MARGO」 (Mobil Astronomical Robotics Genon Observatory) で、 ゲナディー・ボリソフさん（Gennady Borisov） は、自作の０．６５m(f/1．5)アストログラフによる画像から、集光した約7" のコマとp.a. 310°に15"の尾らしいものがある１７．８等の彗星らしき天体を発見しました。 小惑星センターのPCCP webpageに公表後、複数の観測者から彗星状と確認され、新彗星C/2018Q4と符号が付けられました。 しかし、その後の観測で、その軌道が放物線ではなく、双曲線であることがわかり、太陽系の外から飛来した天体であることが判明しました。 そのことにより、恒星間天体の符号「I」が付けられました。「2I」とは、観測史上２つ目の恒星間天体、という意味です。

ご覧になりたい写真をクリックして下さい

2019-09-24 久保庭 敦男	2019-10-05 (1) 野口敏秀	2019-10-05 (2) 久保庭敦男	2019-10-10 久保庭敦男
2019-11-02 久保庭敦男	2019-11-24 甲斐雅一	2019-11-30 久保庭敦男	2019-12-05(1) 久保庭敦男
2019-12-05(2) 野口敏秀	2019-12-08(1) 久保庭敦男	2019-12-08(2) 野口敏秀	2019-12-09 久保庭敦男
2019-12-28 野口敏秀	2019-12-29 久保庭敦男

---