アトラス彗星(C/2019 Y1)
2019年12月16日(世界時)にアメリカのATLAS-HKO サーベイ(ATLASのハレアカラ観測所)によって発見された新彗星です。 発見時は、「光度は17.9等で、20"の集光してp.a.80°に伸びたコマがあるが、尾はない」と報告されています。 ATLASとは、アメリカの「小惑星地球衝突最終警報システム」 (Asteroid Terrestrial-impact Last Alert System, ATLAS) のことで、地球近傍小天体を地球に衝突する数週間から数日前に検出するために最適化された、ロボット掃天観測および早期警告システムのことです。 ハワイ諸島の160 km離れた ハレアカラ (ATLAS-HKO) とマウナロア (ATLAS-MLO)の2つの観測所に、それぞれ口径0.5m望遠鏡を設置して観測しています。 |
2020-04-24 野口敏秀 |