百武彗星(ひゃくたけ すいせい:C/1996 B2 )
百武彗星(C/1996 B2) は、鹿児島県の百武裕司さんによって、1996年1月31日に11等級で発見され、およそ2ヶ月後の3月には、地球に非常に近づき、近年まれに見る大彗星となりました。 従って、この彗星は、「1996年の大彗星」とも呼ばれています。 3月26日の地球最接近の頃は、明るさが0等級で、コマ(頭部)の直径は満月の2〜3倍もあり、最大100度にもおよぶ長大な青いイオンテールが一晩中見えていたのには、感動しました。 この彗星の尾の長さは、1843年の「3月の大彗星(C/1843D1)」を抜いて、歴史上最大のものであったそうです。 周期は約72,000年とされています。(114,000年とするデータもあります) なお、百武裕司さんは、2002年に大動脈瘤破裂のため、51歳の若さでお亡くなりになりました。 ご冥福をお祈り致します。 |
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1996/1/25 |
「発見前の百武彗星」 撮影:古山茂 |
1996/3/24 |
「百武彗星(3/24)」 撮影:石山直治 |
1996/3/26 |
「地球最接近時の百武彗星 (1)」 撮影:長谷川久也 |
1996/3/26 |
「地球最接近時の百武彗星 (2)」 撮影:長谷川久也 |
1996/3/26 |
「地球最接近時の百武彗星 (3)」 撮影:長谷川久也 |
1996/3/27 |
「百武彗星アップ」 撮影:久保庭敦男 |
1996/3/27 |
「百武彗星(3/27)」 撮影:長谷川久也 |
1996/3/29 |
「百武彗星(3/29)」 (1) 撮影:長谷川久也 |
1996/3/29 |
「百武彗星(3/29)」 (2) 撮影:長谷川久也 |
1996/3/29 |
「百武彗星(3/29)」 (3) 撮影:長谷川久也 |
1996/4/12 |
「百武彗星(4/12)」 (1) 撮影:長谷川久也 |
1996/4/12 |
「百武彗星(4/12)」 (2) 撮影:長谷川久也 |