R CrB (かんむり座R星)
分類:かんむり座R型(RCB)
<かんむり座R型の特徴>
爆発変光星の一種で、スペクトル型がB-Cの炭素に富み水素が少ない超巨星で、不規則に1〜数等の減光を示す。
一部のこの型の星は減光時以外でも40日程度の周期の脈動が観測されている。

<R CrBについて>
かんむり座にある有名な爆発変光星で、かんむり座R型変光星の代表星。
5.71等から14.8等の間を不規則に変光し、スペクトル型はC0,0(F8pep)の黄色超巨星である。
通常はほぼ一定光度で輝いているが時々数等ほど暗くなる。
距離は非常に遠く、約4000光年と考えられている。

観測報告集計表について
(VSOLJ:Variable Star Observers League in Japanの観測報告フォーマットに準じています)
変光星名 一般的に3文字からなる星座符合+変光星名で表記。

新星は,星座名+novaと表記。 超新星は超新星の命名法による。
 例) 2000年いて座新星 → SGRnova2000
    1994年いて座第二新星 → SGRnova1994-2
    超新星1987A → SN1987A

星表(GSC、ヒッパルコスなど)のものは星座名を省略。
例) NSV00895 (疑変光星カタログの895番目の登録星)
   HIP033789 (ヒッパルコスカタログによる名前)
   GSC2135.1730 (GSCカタログによる名前)
   M87 (メシエカタログの87番目の登録天体)
   NGC4151 (NGCカタログの4151番目の登録天体)
観測日時 翌日の6時までは前日と考えて30時間制を採用。 例) 1月2日の午前2時 → 1月1日の26時
観測時間は、12桁(年月時分)か14桁(年月時分秒)で表記。
例) 2009年1月2日午前2時34分 → 2009 01 01 26 34
   2009年1月23日午後23時45分59秒 → 2009 01 23 23 45 59
写真やCCD観測等では,露出の中央時刻を使用。
光度 光度値+光度体系記号で表記。光度値は値を10倍して表記。
光度値が不正確な場合は値の後にコロン(:)を付ける。
目標天体が見えないときは,その星野で見える最も暗い星を調べ,その光度値の前に(<)を付ける。
例) 14.9等(不正確) → 149:
   目標天体は見えず。視野内に見えた最も暗い星は15.1等 → <151

光度体系記号は眼視観測では不要で、下の例を参照。
例) 眼視観測で5.9等 → 59
   写真観測で10.5等 → 105p
   CCDノーフィルタで12.56等 → 12.56C (CCD等で少数2桁以下まで精度がある場合は、10倍せずにそのまま表記)
観測者 観測者名は、VSOLJ (Variable Star Observers League in Japan)の観測者コードを使用。
観測者コードがない場合は、英字にて掲載。
<このページに出てくる観測者コード> 西山洋(Nyh)


変光星名 観測日時 光度 観測者
CRBR 2007 06 11 21 37 61 Nyh
2007 06 16 22 19 59 Nyh
2007 06 20 20 33 64 Nyh
2007 06 23 21 26 63 Nyh
2007 07 19 20 33 70 Nyh
2007 07 25 21 15 73 Nyh
2007 07 27 20 42 76 Nyh
2007 07 28 21 21 76 Nyh
2007 07 31 20 05 87 Nyh
2007 08 02 20 32 97 Nyh
2007 08 03 20 42 102 Nyh
2007 08 04 19 51 <100 Nyh
2007 08 05 20 59 <100 Nyh
2008 06 13 23 48 <100 Nyh