トラペジウム

トラペジウムは、オリオン大星雲の星生成領域で生まれた比較的若い星による星団です。
現在では約300個の星からなる散開星団の大部分が宇宙塵に隠され、その一部分が見えていることが分かっています。
中でも明るい5つの星 (A〜E) ) は約15〜30太陽質量を持つ重い星です。
これらは直径約1.5光年の範囲内にあり、オリオン大星雲を照らし出しているのです。
通常の望遠鏡では台形を形作る4つの星を確認でき、赤経の順にA (6.73等) 、B (7.96等) 、C (5.13等) 、D (6.71等) の符号が付けられています。
またAとBは食変光星でもあります。

 

2018年5月
撮影地:にしわき経緯度地球科学館(兵庫県西脇市上比延町)
望遠鏡:81cm反射望遠鏡
カメラ:iPhone(1/15秒,F2.2,ISO2000)

≪撮影者のコメント≫
にしわき経緯度地球科学館に行った際、ここに設置されている81cm反射望遠鏡を通して、手持ちスマホで「トラベジウム」を撮影してみました。
意外と良く写ったのはびっくりしました!
最も暗い「トラペジウムB(7.90等)」もばっちりです。


撮影者: 甲斐雅一





  

2018/11/03  03:43:44、(30秒×60コマ)、ISO800
撮影地:茨城県牛久市
望遠鏡:笠井トレーディング製GS200望遠鏡+4倍バロー+D5500(fl=6496mm)


撮影者: 久保庭敦男






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