天王星 

天王星は太陽系7番目の惑星で、太陽系の惑星の中では3番目に大きい惑星です。
1781年3月13日、イギリスの天文学者ウィリアム・ハーシェルにより発見されました。
直径は5万1100kmと、地球の4倍の大きさで、質量は地球の14倍ですが、ほとんど軽いガスと氷でできているため、密度は水の1.27倍にしか過ぎません。
公転周期は84.25301年、自転周期は17時間14分です。
天王星には、直径10m以下の暗い物質で構成された薄い環がありますが、非常に薄いため地球からは見えません。
天王星の最も顕著な特徴は、自転軸が公転面に対して約98度も傾いていて、ほとんど横倒しの状態で太陽をまわっていることです。
そのため、天王星が太陽を一回りする84年間のうち、半分の42年間は太陽光を浴びて昼となり、残りの42年間は夜となります。(極点の場合)
しかし、天王星には、太陽から遠いため、ほんの僅かしか光が届かないので、昼と夜の気温の差は2℃以内しかないと言われています。
天王星は青っぽい緑がかった色をしていますが、これは大気に含まれるメタンが赤い光を吸収するためです。
地球から距離が27億〜30億kmと非常に遠くにあるため、我々アマチュアが持っている望遠鏡では、表面の模様を観察することは出来ません。
天王星の最大等級は5.6等です。






 


 
撮影日時:2018/07/31  02:05前後
撮影地:牛久市
機材:GS200(口径20cm,F8,リッチークレティアン望遠鏡)+ASI1600+9mm拡大
    RGB合成(Lは使ってない), 雲なし、風なし、透明度3/5、月あり ※この直後に曇った。
<<撮影者のコメント>>
電線の隙間から。。。
 
撮影者: 久保庭敦男






2010年11月1日 21:16 (3秒露出)
撮影地:茨城県稲敷市
機材:タカハシ C-300(口径30cm純正カセグレン望遠鏡,fl = 3580mm)+キャノン EOS 40D(カメラ,ISO800),
    タカハシLE24mmにて拡大撮影,約1/5トリミング

<<撮影者のコメント>>
市が開催した観望会で、主望遠鏡に私のカメラを取り付けて撮影をさせてもらいました。
アイピースとカメラの距離を測る余裕がなかったので、合成Fは不明です。

撮影者: 長谷川久也






2002年7月20日 (4秒露出を6コマ コンポジット)
撮影地:茨城県
機材:タカハシ MT160(口径16cm反射望遠鏡,F6.2)+ニコンCoolPix 950(カメラ,ISO80)
    XP3.8mmにて拡大撮影(合成F33.5)
<<撮影者のコメント>>
天王星は地球から約30億kmの彼方にある惑星です。
見かけ上の直径は月の1/500程しかありません。
撮影者: 甲斐雅一