SN2009im in NGC1355

 山形県山形市の板垣公一 (いたがきこういち) さんは2009年8月24.73日(世界時)に撮影した画像上で、15.6等の明るさの超新星を発見しました。
この超新星は、エリダヌス座のNGC1355に出現しました。
NGC1355は、レンズ状銀河と呼ばれる形状をしていて、楕円銀河と同様、星生成が不活発な銀河であると考えられています。
従って超新星2009imは、寿命が短い大質量星が起源となる「重力崩壊型」ではなく、星の誕生から爆発までに時間がかかる「核爆発型」の超新星ではないかと考えられます。



2009年8月27日未明 (2009 08 26.70896UT)  UT
観測場所: 第2利根彗星観測所

機材:口径20cm反射望遠鏡(F6)+ST−9E CCDカメラ,露光30秒

(超新星 精測位置)
2009 08 26.70896UT (UT)
赤経 03h 33m 22.09s
赤緯 -04°59′56.6″
CCD光度 15.2等,露光30秒
超新星は、NGC1355の中心から、西へ21秒角、南へ2秒角の位置に出現。
                                 (測定者:古山茂)

<<撮影者のコメント>>
板垣さんがNGC1355に発見した超新星画像です。薄雲が通過していたため写りが悪いです。

撮影者:古山茂





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