こぎつね座 第2新星(V459 Vul)

北海道札幌市の金田宏さんは、2007年12月25日に (世界時、以下同様) 焦点距離105mm、f/2.5 レンズ使用のデジタルカメラ により撮影された3枚の画像のから、こぎつね座に8.7等の新星を発見しました。
また、岡山県津山市の多胡昭彦さんも、12月26日に焦点距離105mm、f/3.2 レンズ使用のデジタルカメラ で撮影した2枚の画像に8.3等で写っている同一天体を独立発見しています。
こぎつね座には同年8月にも9等の新星が出現しており、従って、この新星は「こぎつね座第2新星」と呼ばれていますが、正式変光星名は「v459 Vul」です。
スペクトル観測が各天文台でそれぞれ行われた結果、この天体は爆発後すぐの状態で、極大前の新星であることが判明し、学術的にも貴重な資料となっています。
(写真の矢印の先が新星です)




2008年12月27日夕方(2007.12.27.36948UT),露光10秒
撮影地:第2利根彗星観測所にて
機材: タカハシMT200+ST-9E

<V459 VULPECULAEの精測位置>  
2007.12.27.36948UT (UT表示
赤径 19h 48m 08.86s,赤緯 +21°15′26.8″, CCD光度 7.2等 
                              (測定者:古山茂)

<<撮影者のコメント>>
金田 宏さんが発見した、こぎつね座新星の画像を送ります。
日没後、西から雲が広がり、薄雲の中撮影しました。

撮影者: 古山茂





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