いて座新星 2009 ( V5584 Sgr)

福岡県の西山浩一 (にしやまこういち) さんと、佐賀県みやき町の椛島冨士夫 (かばしまふじお) さんが、10月26日 (世界時、以下同じ) の観測から、いて座に9.3等の新星を発見しました。
この天体は、10月26.439日と10月26.440日に焦点距離105ミリメートルのカメラレンズ (f/4) を使用したCCD観測によって得られた2枚の画像 (限界等級13.6等) から発見されました。
さらに同日、40センチメートル反射望遠鏡 (f/9.8) を用いても観測を続け、5枚のCCD画像 (限界等級17.5等) からこの天体の等級を9.3等と測定しました。
また、イタリアの P. Corelli さんも、10月26.764日に45センチメートル反射望遠鏡 (f/4.4) を使用し、この天体を9.3等で独立発見しています。


2009年11月3日 18h53m30s〜40s(10秒露光)
撮影地: 第2利根観測所
機材: 口径20cm反射望遠鏡(F6)+ST−9E CCDカメラ

撮影者: 古山茂






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