はくちょうざ座新星(V2468 Cyg )

北海道札幌市の金田宏 (かねだひろし) さんは、2008年3月7日 (世界時)の観測から、はくちょう座に8.2等の新星を発見しました。
この新星は、デジタルカメラ
(焦点距離105mm、f/2.5 レンズ使用) により撮影された9枚の画像の中から発見されました。
この天体については、中国のグループや日本国内から多くの発見通報が国際天文学連合電報中央局に寄せられてました。日本国内では愛知県の山本稔さん、三重県の中村祐二さん、愛知県の長谷田勝美さん、熊本県の工藤哲生さんら4人の方々がこの天体を独立に発見していますが、金田さんが最も早く発見しました。
(写真の印の先が新星です)


はくちょう座新星(N Cyg 08)
2008年3月11日 03時045分00秒〜03時45分05秒(固定5秒)
 撮影地: 茨城県稲敷郡美浦村
 機材: NikonD40+180mm望遠(ISO3200)
<<撮影者のコメント>>
前日には7.6等という観測もあったようですが私 が見たときには8.6等くらいになっていました。
短時間の固定 写すために感度設定をISO3200にしたのでノイズがひどくなりました(画像処理で目立たなくしてあります)

撮影者: 西山洋




はくちょう座に現れた新星
2008年3月10日 4:34〜4:43、計9分(3分×3枚合成)
撮影地:茨城県稲敷郡美浦村
機材:ニコンD70(IR改、ISO1000)+180mmF4+LPS-P1フィルタ
<<撮影者のコメント>>
北海道の金田宏さんなど、日本人5人が独立発見に至った新星です。
撮影当時は8等級程度。


撮影者: 久保庭敦男





広角冷却CCDカメラ使用

ST-9ECCDカメラ
2008年3月11日未明(2008.03.10.82497UT)UT <下の写真>
撮影地:第2利根彗星観測所にて
機材: (上)広角冷却CCDカメラ(2008.03.11 4h44m56s〜57s,1秒露光)
    (下)タカハシ20cm(F6)反射望遠鏡+ST-9ECCDカメラ

<新星の精測位置>  
2008.03.10.82497UT UT表示
赤径 19h 58m 33.33s,赤緯 +29°52′06.3″, CCD光度 8.1等 
機材:タカハシ20cm(F6)反射望遠鏡+ST-9ECCDカメラ
                                 (測定者:古山茂)

<<撮影者のコメント>>
金田宏さんが発見した「白鳥座新星」の画像を送ります。
広角冷却CCDカメラは、微光星が写り過ぎないよう1秒露光で撮影しました。

撮影者: 古山茂




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