わし座 新星(V1721 Aql )
山形県の板垣公一氏は、2008年9月22.5日に (世界時)
わし座に新星らしき14等級の天体を発見しました。 21cm反射望遠鏡によって撮影された画像からの発見で、手前にある星間物質がこの天体からの光を吸収してしまっているため、銀河系内の新星(らしき天体)であるにもかかわらず、14等という大変暗いものとなっているという説が有力です。 その後の観測により、この天体は正式に新星と認められ、「V1721」と命名されました。 (写真の矢印の先がその天体です) |
2008年9月24日宵 (2008.09.24.53405UT),露光10秒, 撮影地:第2利根彗星観測所 機材: タカハシMT200(鏡面NTK製)+ST-9E <精測位置> 2008.09.24.53405UT (UT表示) 赤径 19h 06m 28.55s,赤緯 +07°06′44.6″, CCD光度 14.1等 (測定者:古山茂) <<撮影者のコメント>> 板垣さんが発見した、わし座の新星状天体を、雲の切れ間に撮影しました。 この天体は、CCDカメラによる彗星捜索中に発見したのでしょう。 それにしても、板垣さんの活躍は凄いですね! 日本人初の、CCDカメラでの計画的新彗星発見も近いような気がします。 |
撮影者: 古山茂 |