はくちょう座の新変光星 (VSX J205126.1+440523)

山形県の板垣公一さんが、2010年8月23.754日(世界時)に、21cm反射望遠鏡による彗星捜索の過程で、はくちょう座のペリカン星雲内を撮影したCCD画像(ノーフィルター)に、新天体があるのに気づき、すぐに、さらに大きな口径60cm反射望遠鏡で精測観測を行いました。その時の光度は13.8等としています。
その後、過去の写真を調べたところ、2009年12月19日には16.5等より暗かったものが、2010年2月20日には15.6等、4月3日には15.1等、6月2日には14.7等と、徐々に明るくなっていたことがわかりました。

(写真にある線の交点にその天体があります)

2010年8月26日 20h32m05s〜露光30秒
撮影地:香取天体観測所
機材:23.5cm (F6.3) シュミカセ+CCD

<精測位置>
赤経:20h51m26s.24
赤緯: +44d05'23".7 (equinox 2000.0)
CCD光度:14.3等
出典星表:UCAC3
測定者: 野口敏秀
 

撮影者: 野口敏秀




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