かに星雲 (M1)

かに星雲(Crab Nebula)は、おうし座にある超新星残骸で、地球からの距離はおよそ7000光年とされています。
中心部にはパルサーの存在が確認されており、現在も膨張を続けています。
この星雲の元となった超新星爆発が1054年に出現し、その記録が中国や日本の文献に残されています。
1758年にフランスの天文学者シャルル・メシエによって発見され、光度は8.4等です。
微細なフィラメント構造がカニの足を思わせることから「カニ星雲」と呼ばれています。
メシエカタログでは1番の「M1」として、NGCカタログでは1952番の「NGC1952」として登録されています。

 

 

2019年10月3日
撮影地:香取天体観測所
機材:0.23-m Schmidt Cassegrain(口径0.23mシュミットカセグレン望遠鏡)+ unfiltered CCD(FLI ML0261E)
≪撮影者のコメント≫
望遠鏡本体は再調整がどうにか終わった(終わりにした)ので試しにM1を撮ってみました。

撮影者: 野口敏秀

 


 

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