黄道光(こうどうこう)

夜明け前の東の空や、夕方の西の空で、地平線から空に向かって舌状の淡い光りの帯が、延びるているのが見えることがあります。
この光りの帯が、黄道光と呼ばれる現象です。 黄道光の正体は、黄道面に沿って分布している宇宙塵が太陽の光を散乱させることによって、光っていると考えられています。
しかしこの黄道光は、非常に淡い光りなので、いつでも見える訳ではありません。
黄道の地平線に対する傾きが大きい程見えやすくなりますので、2月から3月の夕方の西天と、10月から11月の明け方の東天が、観察のチャンスとなります。
黄道光を観察するのに適しているのは、まず星のよく見える場所で、月明かりの無い日を選ぶことです。
また、地平線が充分に開けていて、見通せる場所を選ばなくてはいけません。 一度は、見ておきたい対象ですね。

 

 

秋の明け方の黄道光

1995年10月21日 ,撮影地:福島県石川町,  機材:魚眼レンズにて撮影

撮影者: 久保庭敦男

 

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黄道光・しし座・水星


写真の上にカーソルを置くと、説明画像になります。

1989年10月4日  4:50〜3分間ガイド撮影
撮影地:栃木県八方ヶ原
機材:オリンパスOM-1+ズイコー28mm(広角レンズ F2.8 → 4)
(上部トリミングされています)

≪撮影者のコメント≫
秋の明け方、急速に夜が明けていく中、地平線からしし座のレグルス付近に向かって、
見事な黄道光が舌状に見えていました。
最下部中央のオレンジ色の星(おとめ座β星)のすぐ右上に水星の姿もあります。

 

撮影者: 長谷川久也

 




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