火 星

火星は太陽系4番目の惑星です。表面が赤い岩石で覆われているため、赤く見えます。
赤道半径は、地球のおよそ半分の大きさです。
やや楕円の軌道を回っているため、約2年2ヶ月ごとに地球に近づき、その接近距離によって小接近・中接近・大接近に区別されています。
2003年8月の大接近では、過去未来の数百年で最も地球に接近し、明るさは最も明るい時で−3.9等にもなりました。
当ホームページでは、2018年の画像から北を上に表示しています。

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撮影日時:2018/08/25  20h 05m
撮影地:千葉県香取市
機材:Kol Kit スピカ望遠鏡(口径4cm屈折望遠鏡)+スマホ

<<撮影者のコメント>>
う〜〜ン、(口径4cmでは)これが限界かなぁ?  僅かに表面の模様らしき影が・・・・・??
撮影者: 野口敏秀




撮影日時:2018/08/21  23:50前後
撮影地:茨城県牛久市
機材:GS200(口径20cm,F8,リッチークレティアン望遠鏡)+ASI1600+9mm拡大、LRGB合成(Lは赤外フィルタ)
    雲なし、微風、透明度3/5、月あり

<<撮影者のコメント>>
視直径が22.6秒角まで小さくなりました。 気流が落ち着けばまだまだ観察可能です。
撮影者: 久保庭敦男




撮影日時:2018/08/14  00:00前後
撮影地:茨城県牛久市
機材:GS200(口径20cm,F8,リッチークレティアン望遠鏡)+ASI1600+9mm拡大、LRGB合成(Lは赤外フィルタ)
    雲なし、微風あり、透明度3/5、月なし

<<撮影者のコメント>>
10日ぶり、日をまたぐ撮影です。 気流は乱れていました。 中央上にオリンポス火山が良く見えます。
撮影者: 久保庭敦男




撮影日時:2018/08/01  0:35前後
撮影地:茨城県牛久市
機材:GS200(口径20cm,F8,リッチークレティアン望遠鏡)+ASI1600+9mm拡大、LRGB合成(Lは赤外フィルタ)
   雲なし、微風、透明度3/5、月あり

<<撮影者のコメント>>
一晩中天候に恵まれましたが、気流はここ数日の中でいちばん揺らいでました。
撮影者: 久保庭敦男




撮影日時:2018/07/31  01:30前後
撮影地:茨城県牛久市
機材:GS200(口径20cm,F8,リッチークレティアン望遠鏡)+ASI1600+9mm拡大、LRGB合成(Lは赤外フィルタ)
   雲なし、風なし、透明度3/5、月あり

<<撮影者のコメント>>
31日明け方前の撮影です。
大接近まで残り約15時間。 前夜より雲は少なめでしたが、気流はやや乱れていました。 前夜より少しだけ模様がずれてますね。
撮影者: 久保庭敦男




撮影日時:2018/07/30  01:40前後
撮影地:茨城県牛久市
機材:GS200(口径20cm,F8,リッチークレティアン望遠鏡)+ASI1600+9mm拡大、LRGB合成(Lは赤外フィルタ)
   薄雲あり、風なし、透明度3/5、月あり

<<撮影者のコメント>>
30日明け方前の撮影です。 雲が流れていましたが、なぜか気流はかなり安定してました。
撮影者: 久保庭敦男





撮影日時:2018/07/27  02:25前後
撮影地:茨城県牛久市
機材:GS200(口径20cm,F8,リッチークレティアン望遠鏡)+ASI1600+9mm拡大、LRGB合成(Lは赤外フィルタ)
   薄雲あり、微風あり、透明度3/5、月あり (大気の揺らぎがかなりひどい。)

<<撮影者のコメント>>
間もなく大接近ですが、なかなかスッキリ晴れませんねぇ…。  今朝方30分だけ晴れ間があったので、どうにか撮影してみました。
以前よりずっと模様が分かるようになってます。
撮影者: 久保庭敦男




撮影日時:2018年7月18日 (撮影時刻不明)
撮影地:兵庫県
機材:MT-160(口径16cm反射望遠鏡))+ASI 120MC
露出:25ms@GAIN 60

★投稿は南が上でしたが、20018年の各画像を比較しやすいように北を上に直してあります(管理人)

<<撮影者のコメント>>
ダストストーム、ずいぶん改善されたようです。
今回は、手持ちのR64フィルタでの火星をL画像とし、LRBG合成を試してみました。
長波長のみを通すR64による火星は、単色のため大気補正も行わずして、コントラストの高い画像が得られるようです。
中央経度0度付近の火星ですが、ダストストームの影響でしょうか、シミュレーション画像とは異なる模様が見えています。

撮影者: 甲斐雅一





撮影日時:2018/06/22  03:00前後
撮影地:茨城県牛久市
機材:GS200(口径20cm,F8,リッチークレティアン望遠鏡)+ASI1600+9mm拡大、LRGB合成(Lは赤外フィルタ)
雲なし、風なし、透明度3/5、月なし (シンチレーションかなり乱れあり。撮影後すぐ霧に覆われた。)

<<撮影者のコメント>>
ぼやけていますが、22日明け方の火星です。
像が落ち着く時間は僅かしかなく、大部分はすごい揺らぎでした。
三度ほど画像処理をし直しましたが改善せず。中央上は大シルチス。この方向は砂嵐の影響が少し弱いような…?

撮影者: 久保庭敦男





撮影日時:2018年6月17日,22日 (撮影時刻不明)
撮影地:兵庫県
機材:MT-160(口径16cm反射望遠鏡)+ASI 120MC
露出:20ms@GAIN 60

★投稿は南が上でしたが、20018年の各画像を比較しやすいように北を上に直してあります(管理人)

<<撮影者のコメント>>
6月17日と6月22日の火星を並べてみました。
17日の画像は火星の模様が見えませんが、22日の画像ではダストストームを通して大シルチスの一部が確認できます。
大接近時には、是非ともダストなしで火星を見たいものです。

撮影者: 甲斐雅一






撮影日時:2018年6月8日 02:40前後
撮影地:茨城県牛久市
機材:GS200(口径20cm,F8,リッチークレティアン望遠鏡)+ASI1600+9mm拡大、LRGB合成(Lは赤外フィルタ)
雲なし、微風あり、透明度3/5、月あり
(若干霞んでました。シンチレーションにやや乱れあり。)

<<撮影者のコメント>>
火星の砂嵐が話題になってるので(かすてんさんのサイトでも話題に上ってたので)、たまたま写っていた8日朝の画像を強めに処理してみました。
画像に示した砂嵐の範囲は大雑把なものです。

撮影者: 久保庭敦男




 以下の火星画像は南が上になっています







 

2005年11月4日(21:00頃)

機材:タカハシ FSQ106(口径10.6cm屈折望遠鏡)+EXTD1.6+BL2(バローレンズ)合成F=16
+XL-7アイピース+ソニーDSC-W1デジカメによるコリメート法

静止画200枚から100枚コンポジット(ステライメージV.5使用)

撮影者: 藤井徳寿

2005年の大接近は、2003年ほどではありませんでしたが、視直径20″を超える火星像は、
見る者の心を引きます。
最接近から4日ほど経った火星の姿ですが、まだまだ見ごたえがあります。
中央部の逆三角形の暗色模様は「子午線の湾」で「アリュンの爪」の愛称で有名です。
上部のリム付近(ふち)には、南極冠らしきものは、うっすらと白く(明るく)見えていて、
また、下のリムには北極冠がわずかに見えています。
(北極冠は、火星と地球の位置関係で少ししか見えませんが、実際は、かなり大きいはずです)
左上のリムには、「ヘラス」が明るく輝いています。
右上のリム付近には「オーロラ湾」の濃い暗色模様が印象的で、下方付近がやや白いのは、
朝霧が発生していたものと思われます。
また右下にリムには、「アキダリアの海」が薄い暗色模様として写っています。
この日、「ノアキス」は、明るくないようです。




地球に接近中の火星

2005年11月2日 22時半頃(左)と24時頃(右)

機材:タカハシMT-200(口径20cm反射望遠鏡) + ペンタックスXL5mm + ニコンクールピクス5000

撮影地: 茨城県稲敷市(桜川観測所)

撮影者: 久保庭敦男

<<撮影者のコメント>>
2005年11月例会のとき水飼さんの望遠鏡を借りて撮ったものです。
たった1時間半でも模様の変化がよく分かりますね。









 

2003年9月5日

タカハシMT−160(16cm反射望遠鏡)
NIKON CoolPix-5000+PENTAX XL-5(5mm)でコリメート方式で撮影
                 ※11コマを合成処理。

撮影者: 久保庭敦男

世紀の大接近から1週間ほど経った火星の姿です。
上部の白いものは、南極冠。
中央部の丸い暗色模様は、「太陽湖」。 その周りを取り囲む暗色模様も
見事に写っています。
太陽湖右のとんがった暗色模様は、シレーンの海の東端です。
右下のリム近くには、オリュンポス山らしき白斑も確認できます。







 

1988年10月15日(カラー:00h10m, 白黒:00h02m,露出各5秒))

機材:ミカゲ31cm反射望遠鏡(口径31cm,F6.5),Pentax XP3.8mm:合成F191,合成fl 59m
撮影地:茨城県守谷市
フィルム:カラーは、RDP100
      白黒写真は、水素増感TP2415フィルム
(HC-110 1:15希釈現像)

撮影者: 長谷川久也

夏を迎えた南半球は、南極冠が萎縮して小さく白く見えています。
中央下(北)には、有名な大シュルチスの暗模様、その上(南)の
ヘラス大陸の明るい模様の中に、白黒写真においては、ゼア湖
(Zea Lacus)が黒く小さく確認できます。
大シルチスの右(西)には、サバ人の湾とパンドーラ海峡が
二股に分かれていて、大シルチスの左(東)には、小シュルチス
も見えています。

 



1988年10月3日 (23h15m,6秒露出、YA3フィルター使用)

機材:ミカゲ31cm反射望遠鏡(口径31cm,F6.5)
    
(Pentax Or.5mm:合成F167,合成fl 51m)
撮影地:茨城県守谷市
フィルム:水素増感TP2415フィルム
(HC-110 1:15希釈現像)

撮影者: 長谷川久也

コントラストをつける為にYA3(黄)フィルターで撮影。
南極(火星像上部)には、南極冠が白くポツリと輝き、中央には
エリュツラの海、オーロラ湾、マルガレットの湾が目立っている。
火星像左側の丸く黒い模様は、子午線の湾で「アリュンの爪」も
微かに2つ分かれて見えます。
火星像右の端に太陽湖もやや黒く楕円に見えています。




1988年9月28日
機材;ミカゲ31cm反射望遠鏡(口径31cm,F6.5)
    
(Pentax Or.5mmにて拡大撮影:合成F167,合成fl 51m)
撮影地:茨城県守谷市
撮影者: 長谷川久也
中央にある丸く黒い模様は、「太陽湖」、その左にあるインド半島のような形の
模様が「オーロラ湾」です。
「太陽湖」の右上の暗色模様は、「シレーンの海」です。