カノープス

カノープスとは、シリウスに次いで全天で2番目に明るい恒星の名前です。実視等級−0.7等とされています。
しかし、日本からは南中時でも地平線すれすれにしか見られず、大気による減光の為に暗くオレンジ色に見えますが、本当は白く明るく見えます。
出てもすぐに沈んでしまったり、地平線付近にモヤや雲があったりして、なかなか見る事が出来ないので、中国では「老人星」・「南極老人星」・「寿星」などと呼ばれ、この星を見ると長生きできると古くから言い伝えられています。 矢印の先にカノープスがあります。

 

1970年11月24日   撮影地:茨城県北相馬郡利根町
機材:ミノルタ55mmレンズ

撮影者: 古山茂

おおいぬ座下部からのファインディング・チャートとして使えます。

1988年9月          撮影地:茨城県桜川観測所
機材:広角レンズ

撮影者: 水飼良一

おおいぬ座全景とカノープスとの位置関係がわかります。
地平線近くの光の線は飛行機のライトです。

 



カノープスと夜景
 
 2011年2月1日 21:21(15秒露出)       撮影地:茨城県守谷市
機材:Canon EOS 40D + EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS レンズ(55mm,F5.6,ISO400)

 <<撮影者のコメント>>
30階建ての高層マンションの屋上から眺めた守谷市の夜景とカノープスの南中を捉えてみました。(守谷市での南中高度は、1.6°です)


 
上の写真のカノープスの部分をトリミング
(矢印の先がカノープス。右下の光跡は飛行機の明かりです。)

撮影者: 長谷川久也