宝永山火口(ほうえいざん かこう)

宝永山とは、江戸時代中期、宝永4年(1707年)11月23日の宝永大噴火で誕生した、富士山最大の側火山のことです。
標高は2,693m。 
この宝永の大噴火以降は噴火していないため、この宝永山が富士山の最新の側火山ということになります。
宝永山火口は、3つの火口が連なっていて、山頂側から第1火口、第2火口、第3火口と呼ばれ、第1火口が最も大きい火口です。
この宝永の大噴火で、当時の江戸にも数センチの火山灰が降り積もったことが資料や発掘でわかっています。



 
2009/8/16
水ヶ塚駐車場から宝永山を望む
富士山麓の駐車場から、これから行く宝永山火口の迫力ある姿が見えました。
赤褐色の宝永山の切り立った姿も印象的。

共通データ・機材:Canon PowerShot A 550




 
2009/8/16
第1火口底にある柱標
背景の火口壁は、奇観で圧倒されます。。。




 
2009/8/16
宝永山第1火口のパノラマ写真(2枚の写真を合成)
右の高くなっているところが宝永山。 赤岩と呼ばれる火山砕屑物が目を引く。
左にある丘は、火口の底にある火口丘と思われる丘です。
画面の右下あたりに上の写真の柱標が小さく写っています。 この柱標付近にはベンチがあり、何人かが休んでいるのも写っています。
 

撮影者:長谷川久也