準惑星ケレスと小惑星ベスタ

2014年7月上旬、宵の西の空で準惑星ケレスと小惑星ベスタが、見かけの上でですが、大接近しました。
ケレスとベスタは、パラス、ジュノーとともに、以前は「四大小惑星」とよばれていた天体のうちの2つです。
2006年以降は、ケレスは小惑星の分類から準惑星の分類になりましたが、現在でも「小惑星番号1」も持っています。
ケレスとベスタは、どちらも小惑星帯に属する天体で、ケレスは直径約950kmのほぼ球形,ベスタは短径468−長径530kmの楕円形をしています。
なお、ベスタも将来、準惑星に分類される可能性があります。
公転周期は、ケレスが4.60年,ベスタが3.63年です。


 
2014年7月2日 22h09m
撮影地:茨城県龍ヶ崎市
光学系:タカハシFC-65(F8)+レデューサ使用(合成F5.9)
カメラ:ZWO ASI120MC(GAIN設定:100,ビニング:2×2 ビニング)
露出:1秒×128コマ


 <<撮影者のコメント>>
四大小惑星のベスタとケレスが接近した様子です。
7月6日には両者は、09'53"まで接近しました。

撮影者:甲斐雅一