小惑星 66391(1999 KW4)

 小惑星 66391(1999 KW4)は、1999年5月20日にアメリカのLINEAR(LIncoln Near-Earth Asteroid Research:リンカーン地球近傍小惑星探査)によって発見されました。
発見後の観測から地球に衝突する恐れのある「地球近傍天体」の1つであること、衛星を1つ持っていることがわかっています。
主星の直径は1.3kmほどで、衛星の直径は450mほどです。 公転周期は約188日と短く、約半年で太陽の周りを1周してしまいます。

2019年5月29日 20h55m 
機材:タカハシFC-65(F7.7)レデューサ使用(F5.9)+SBIG ST-2000XCM(冷却温度:-15℃) 
露出:5分×7コマ(5分撮影+5分中断を3回半繰り返し)  
撮影地:兵庫県淡路市

<<撮影者のコメント>>
2019年5月25日、地球から約520万kmまで接近しました。
この日は、しし座を北上中で、1時間で約20分角の動きが確認できます。
右上は、しし座の系外銀河(NGC3521)です。

小惑星の主要諸元(撮影時):
・直径:約1.8km
・光度:約13等級
・距離:約840万km


撮影者:甲斐雅一