小惑星 52768(1998 OR2)

 小惑星 52768(1998 OR2)は、アモール群に属する小惑星です。
1998年7月24日にハワイ・マウイ島にあるハレアカラ天文台で観測を行っていた地球近傍小惑星追跡プログラム(NEAT)によって発見されました。
公転周期は、3.68年で、近日点では地球の軌道付近まで接近します。
そのため、地球軌道付近を公転する地球近傍天体(NEO)であり、なおかつ地球に衝突する可能性がある潜在的に危険な小惑星(PHA)に分類されています。
大きさは、長径約2km〜4kmとされています。
2020年の接近は、4月29日9時56分(世界時)で、約0.042 au(約629万 km、地球から月までの距離の約16.4倍)まで近づきました。

2020年4月25日 20h40m 
撮影地:兵庫県
機材:MT-160+ST-2000XCM
露出:5分×13枚(インターバル:5分)

<<撮影者のコメント>>
一時期、地球との衝突が危ぶまれていた小惑星を捉えました。
望遠鏡を通して肉眼でもなんとか確認できる程度まで明るくなっているようです。
調べてみると、撮影時の地心距離は約694万kmだったので、最接近の4月29日は、あと64万kmほど近づきそうです!


撮影者:甲斐雅一





2020年4月25日 21h00m [1分露出+15秒インターバル]×20コマ
撮影地:茨城県牛久市
機材: 光学系(fl=500mm)
※中央部のみ大幅トリミング→白黒化→gifアニメ化

<<撮影者のコメント>>
フリーソフトとweb機能のみを使って、右のgif習作を作ってみました。
1時間あまり撮った中から20コマをセレクト、手作業で位置合わせしてます。


撮影者:久保庭敦男