1999年5月10日にアメリカの自動観測プログラム「LINEAR」によって発見されました。 この小惑星は地球近傍小惑星の一つですが、その中でも特に地球に衝突する可能性が大きく、かつ衝突時に地球に与える影響が大きい「潜在的に危険な小惑星 (Potentially Hazardous Asteroid, PHA)」に分類されています。 また、この小惑星リュウグウは、日本の宇宙航空研究開発機構 (JAXA) の小惑星探査プロジェクト「はやぶさ2」の目標天体に選ばれました。 はやぶさ2は、 2014年12月3日に種子島宇宙センターからH-IIAロケット26号機で打ち上げられ、2018年6月27日に小惑星リュウグウへ到着しました。 その後、リュウグウの探査および岩石採集を終え、2019年11月13日にリュウグウの軌道を離脱し、2020年12月6日に無事地球帰還を果たしました。 はやぶさ2による観測結果から、破壊された母天体の破片が再集積して形成されたラブルパイル天体である可能性がきわめて高くなりました。 母天体は、45億年ほど前に形成された小さな小惑星とされ、14〜8億年前に他の天体と衝突して破壊され、その衝突破片が再集積することにより、現在のそろばんの玉のような形のリュウグウが形成されたと考えられています。 小惑星リュウグウの直径はおよそ700m、公転周期は475日とされています。 |
2020年08月28.47493日(UT) UT 撮影地:香取天体観測所 機材:0.23-m f/10 Schmidt Cassegrain(口径0.23mシュミットカセグレン望遠鏡) + unfiltered CCD(KAF-0261E)
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2020/08/29 0:58, (300秒×36コマ) 機材:笠井トレーディング製GS200望遠鏡 (fl=1624mm)
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2020/09/13 1::31, (3分×33コマ) 撮影地:茨城県牛久市 機材:笠井トレーディング製GS200望遠鏡 (fl=1624mm)
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2020年9月21日 23時04分 撮影地:兵庫県神戸市の撮影者社宅付近 機材:タカハシMT-160+SBIG ST-2000XCM 露出:5分×12コマ @-15℃ 備考:ステナビイメージでの光度測定結果は、17.8等級でした。
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