SN2010kx in NGC7645

山形県の板垣公一氏は、2010年12月19.383日(UT)に50cm反射望遠鏡(F6)を使用して撮影したCCDイメージと12月20.360日(UT)に60cm反射望遠鏡(F5.7)を使用して撮影したCCDイメージから、17.5等の超新星を発見し、超新星2010kx と命名されました。
この超新星は、ちょうこくしつ座にある銀河、NGC7645に出現しました。


超新星は印(2本の線)の交点にありますが、非常に淡いイメージです。
2010年12月22日宵 ( 2010 Dec. 22.466UT UT
観測場所: 香取天体観測所

機材:23.5cm(F6.3)シュミットカセグレン+BITRAN BT−11E CCDカメラ

(超新星 精測位置)
2010 Dec. 22.466UT

赤経 23h 23m 46s.35
赤緯 -29°23' 10".8
CCD光度 15.5等
使用星表:UCAC3星表(位置・光度共)
            (測定者:野口敏秀)

<<撮影者のコメント>>
高度が低く(h=11度)、17等台の発見、しかも銀河中心に近い位置・・・
写るかどうか危ぶんだのですが、8枚コンポジットしてその存在は確認できました。
発見時より増光しているようです。

撮影者:野口敏秀


超新星は印(2本の線)の交点にあります。
2010年12月23日宵( 2010 Dec. 23.35183UT UT),50秒×4枚のコンポジット
観測場所: 香取天体観測所

機材:23.5cm(F6.3)シュミットカセグレン+BITRAN BT−11E CCDカメラ

(超新星 精測情報)
2010 Dec. 23.35183UT

CCD光度 16.5等
使用星表:UCAC3星表
   (測定者:野口敏秀)

<<撮影者のコメント>>
昨日(12/22)と比べると高度が確保できたので写りもそこそこです。
改めて光度を測定すると、16.5等。
昨日の画像は銀河本体の明るさに飲み込まれたような感じで測定値が異状に明るく出てしまいました。
いずれにせよ、増光中です。

撮影者:野口敏秀




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