SN2009at in NGC5301

 当会会員の野口敏秀氏が、発見した超新星です。(発見は当会に入会する前のことです)
野口氏は、超新星捜索を始められてから10年あまり、念願の初発見です。
野口氏は、2009年3月11.633日
(世界時、以下同様)に23.5cmシュミットカセグレン望遠鏡(F6.3)で撮影したノーフィルターCCD画像から、16.5等の超新星らしき新天体を見つけました。
その後、この新天体は、11.760日に埼玉県の門田健一氏、11.773日に滋賀県の井狩康一氏によって確認観測が行われ、超新星2009atと命名されました。
出現銀河は、りょうけん座の渦巻銀河NGC 5301です。
また、野口氏が発見する前日(10.621日)に、山形県の板垣公一氏が撮影した画像にも、16.5等で写っていたことが報告されています。




超新星2009at 発見写真

投稿オリジナル画像(1143×841)

2009年3月12日未明 (2009. 03. 11.63347 UT)  UT
観測場所: 香取天体観測所

機材:23.5cm(F6.3)シュミットカセグレン+BITRAN BT−11E CCDカメラ
CCD光度:16.5等

撮影者:野口敏秀



2009年3月14日宵 (2009. 03. 14.50156 UT)  UT
観測場所: 第2利根彗星観測所

機材:口径20cm反射望遠鏡(F6)+ST−9E CCDカメラ,露光20秒

(超新星 精測位置)
2009. 03. 14.50156UT (UT)
赤経 13h 46m 26.70s
赤緯 +46°06′09.2″
CCD光度 15.5等,露光20秒
超新星は、NGC5301の中心から、東へ20.7秒角、南へ14.6秒角の位置に出現。
                                 (測定者:古山茂)

<<撮影者のコメント>>
野口さんがNGC5301に発見した超新星画像です。
野口さんは彗星捜索も行っていたベテランハンターです。

撮影者:古山茂





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