SN2008gz in NGC3672

山形県山形市の板垣公一(いたがきこういち) さんは、2008年11月5日(世界時)に60cm反射望遠鏡(f/5.7) で撮影したCCD画像から、16.2等の超新星を発見しました。
この超新星は、コップ座にある NGC 3672銀河の中にあり、過去には2007年に超新星「2007bm」が出現しています。
 この発見は、直ちに国際天文学連合電報中央局に報告され、超新星「2008gz」と命名されました。
 また、パース天文台 (オーストラリア) の口径61cm反射望遠鏡を使用した超新星自動捜索観測で、11月7.841日と11月8.838日に得られた画像の中に、約15.5等の同一の天体が写っていることがR.Martinさんによって報告され、同氏もこの超新星の独立発見者となっています。
下の写真の目印の先のところに超新星が写っています。



2008年11月19日未明 (2008.11.18.84388UT)  UT
観測場所: 第2利根彗星観測所

機材:口径20cm反射望遠鏡(F6)+ST−9E CCDカメラ,露光20秒

(超新星 精測位置)
2008.11.18.84388UT 
(UT)
赤経 11h 25m 03.22s
赤緯 -09°47′50.9″
CCD光度 15.4等,露光20秒
超新星はNGC3672の中心から、東へ13秒、南へ8秒の位置に出現。
                                 (測定者:古山茂)

<<撮影者のコメント>>
板垣さんがNGC3672に発見した超新星画像です。
発見以後全く晴れず、本日まで撮影出来ませんでした。

撮影者:古山茂




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