SN2008L in NGC1259

愛媛県久万高原町にある久万高原天体観測館の藤田康英(ふじたやすひで) さんは、1月14日 (世界時) の観測から、18.7等の超新星を発見しました。
この超新星は、ペルセウス座方向にある NGC 1259 銀河の中にあり、同館の口径60cm反射望遠鏡を使った観測により発見されました。
 この発見は、直ちに国際天文学連合電報中央局に報告され、超新星は「2008L」と命名されました。
藤田さんは、過去にも1994年にM51に出現した超新星「1994I」を独立発見しています。
今回の発見は、各地の公開天文台が協力して超新星探索をおこなう「SNOW プロジェクト」の一環の観測によるもので、このプロジェクトでの超新星発見は初めてとなります。

下の写真の目印の先のところに超新星が写っています。



2008年1月25日宵 (2008. 1. 25. 53809UT)  UT
観測場所: 第2利根彗星観測所にて

機材: 口径20cm反射望遠鏡(F6)+ST−9E CCDカメラ,露光30秒

(超新星 精測位置)
2008. 1. 25. 53809UT (UT)
赤経 03h 17m 16.65s
赤緯 +41°22′57.2″
CCD光度 14.9等

超新星はNGC1259の中心から、西へ6.2秒角、南へ11.1秒角の位置に出現
                                 (測定者:古山茂)

<<撮影者のコメント>>
藤田康英さんがNGC1259に発見した超新星画像を送ります。
発見時よりかなり明るくなっていて、私の小さなカメラでも明瞭に写っています。

撮影者:古山茂





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