SN2007C in NGC4981

山形県の板垣公一(いたがきこういち)さんは、1月7.86日(世界時、以下同様)に撮影した画像上に、約16等の新しい天体を発見しました。
この超新星は、おとめ座の渦巻銀河NGC4981の中心から東に9秒、南に22秒ほどの位置に出現しました。
翌日、板垣さん本人と、埼玉県上尾市の門田健一(かどたけんいち)さんによって、ほぼ同じ明るさで確認されています。
板垣さんが昨年12月23日に撮影された画像には写っておらず、爆発から2週間以内のものと思われます。
写真の矢印の先が超新星です。

 

2007年1月11日明け方(Jan.10.77102UT)  UT , 露光時間10秒
観測地:第2利根彗星観測所

機材:口径20cm反射望遠鏡(F6)+ST−9E CCDカメラ

≪撮影者のコメント≫
板板垣さんが、NGC4981に発見した超新星の画像です。
私が、12月23日早朝撮影した捜索画像には写っていませんでした。(下の写真)
おそらく、その直後に出現したのでしょう。
板垣さんが、このように連続して発見されるのは、立派な機材だけでなく、
おそらく観測可能な日には寝ずに捜索されているんだと思います。
板垣さんの努力には、頭が下がる思いです。 素晴らしいとしか言いようがありません。


 ↓比較画像(超新星は写っていない)

2006年12月23日明け方(2006.Dec.22.84UT) UT , 露光時間10秒
観測地:第2利根彗星観測所にて
機材:口径20cm反射望遠鏡(F6)+ST−9E CCDカメラ

撮影者: 古山茂

 

超新星2007C 精測位置観測

2007.Jan.10.77102UT       ( UT )

赤経 13h 08m 49.29s  (2000年分点)

赤緯 -06°46′59.9″

CCD光度 14.8等

                                 観測者:古山茂

 


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