SN2007aa in NGC4030

宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙飛行士、土井隆雄 さんが、2月18日 (世界時)、口径40cm (f/10) 反射望遠鏡にCCDカメラを取り付けて撮影した、おとめ座の NGC4030銀河の中に15.7等の超新星を発見し、「超新星2007aa」と命名されました。下の写真の矢印の先が超新星です。
土井さんは東京都出身で、子供の頃から自然科学に関心をもち、趣味として天文観測を続けてきました。
2002年には超新星2002gwを発見しています
NASAミッションスペシャリスト (搭乗運用技術者) に認定され、宇宙飛行士としても活躍中の方です。
また、1997年にスペースシャトル・コロンビアに搭乗し、日本人初の宇宙遊泳を行なったことでも知られています。



2007年2月22日明け方(2007.2.21.77UT) , 露光時間10秒
観測地;第2利根彗星観測所
機材:口径20cm反射望遠鏡(F6)+ST−9E CCDカメラ

≪撮影者のコメント≫
宇宙飛行士の土井隆雄さんが発見した超新星の画像です。
私も2月16日にこの周辺を捜索していて、NGC4030に2〜3°まで接近したところを捜索していました。
次の日、晴れていたらこのNGC4030を捜索する予定でしたが、雲が出て来て捜索出来ませんでした。
超新星の発見は、アマチュアでも16〜17等級が多く、私の元彗星捜索用の20cmでは力不足ですが、
これからも16等より明るい超新星を狙って、彗星の写真捜索と同時捜索を続けようと思っています。

撮影者: 古山茂

↓ 比較画像
2007年1月1日明け方(2006.12.31.75UT) UT , 露光時間10秒
観測地:第2利根彗星観測所
機材:口径20cm反射望遠鏡(F6)+ST−9E CCDカメラ

撮影者: 古山茂




超新星2007aa  精測位置観測

2007.Feb. 21.77UT     ( UT )

赤経 12h 00m 27.68s

赤緯 -1° 04′51.7″

CCD光度 15.9等

観測者:古山茂










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