網状星雲(あみじょうせいうん:NGC6960-6992)

はくちょう座にある、淡いループ状をした、大型の散光星雲で、大きく分けて東西2つの部分からなり、左側がNGC6992−5,右側がNGC6960です。
有名な散光星雲ではありますが、肉眼ではほとんど見ることはできません。
しかし、小型の双眼鏡を使えば、街灯りの無い空の暗い場所で、透明度の良い晩ならば、その姿をはっきり見ることができます。
これらの星雲は,約5000年前に爆発した超新星の残骸(レムナント)であると考えられており、現在でも秒速100kmで外側に広がり続けています。
現在の実直径は約50光年、私たちからの距離は約1500光年とされています。


2002年10月12日 21:30〜90分露出, 福島県南会津郡舘岩村にて
タカハシ FSQ-106(F5)望遠鏡使用,    E-200フィルム(+1増感)
6/9判カメラ, ST-4にて追尾

撮影者: 藤井徳寿

 




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