木星と天王星の接近

木星と天王星の接近の画像です。 
見かけ上の接近ですが、公転周期が12年の木星と84年の天王星が同じ方向に見えるのは珍しい現象です。


2011年1月4日 19:29 - 19:39(約10分内の撮影作業)
撮影地::茨城県牛久市
望遠鏡:タカハシ MT-160(f/1000mm)
カメラ:リコー GX-200(ISO400)
その他の機材:ビクセンLV25mmでコリメート
画像処理:天王星と衛星を2秒露出で15枚加算平均合成,木星本体を1/80秒露出で15枚加算平均合成,
       それぞれをマスク処理や比較暗などを組み合わせて合成,概ね上が天の北x78

<<撮影者のコメント >>
1月2日に続き両惑星の接近を狙いました。
今年の初仕事から帰宅し、部屋にも入らず、庭先(駐車場)で望遠鏡を組み立てての撮影です。
この組み合わせは収差があるので、カメラ側でできるだけズームしたり、干渉するギリギリまで絞ったりして、
星像変形を押さえました。
2日前の撮影はカメラや斜鏡スパイダーの向きを失敗したので、慎重に慎重に・・・
連写は「動画」や「連写モード」ではなく、このコンデジ特有の「こま撮り機能」を使っています。
画素数を保ったまま電池が切れるまで撮影を続けられ、シャッター間隔も自由に設定できて大変便利です。

撮影者: 久保庭敦男






2011年1月2日 19:35前後(露出時間:1秒-10枚,2秒-12枚)
撮影地:茨城県牛久市
望遠鏡:タカハシMT-160(fl=1000mm)
カメラ:ビクセンLV25mm+リコー GX200(ISO400),(コリメートでの撮影)
画像処理:露出の違う22枚を惑星位置基準で合成(上が天頂に なるよう画像を回転してあります),リサイズ

<<撮影者のコメント >>
1月4日の最接近を前に撮影してみました。天王星はカメラのモニターでも青い色が分かります。他の星もノイズもほとんど写らないので、
「CG?」と言われても反論できません・・・

撮影者: 久保庭敦男




2010年9月18日 02h10m(1/4秒露出)
撮影地::茨城県
機材:タカハシMT160(口径16cm反射望遠鏡,F6.2)+FinePix S2 Pro(カメラ,ISO400)
    コレクタレンズ使用(合成F8.3)

<<撮影者のコメント >>
木星と天王星のランデブーです。
ただ、地球からの距離は5倍ほど天王星の方が遠いです。
木星の右(西)のカリストと全く同じ明るさです(5.7等級)。
また、ガリレオ衛星と比較すると、天王星は青白っぽく見えます。
翌日の19日には、約48'角まで接近しました。

撮影者: 甲斐雅一





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