自作25cm反射フォーク式望遠鏡
 

wpeF.jpg (15506 バイト)

星天の会では、会費を運用して観望会用の移動式大型天体望遠鏡を作成しました。
架台は近所に住む天体望遠鏡自作の大家?前村勉氏にお願いし、鉄骨を溶接して作った頂いたがっちりしたもので、二つに分解できます。 移動の為のキャスター台は、長谷川氏が製作。
鏡は、友田哲氏の製作した「口径25cmシンミラー」で、ご本人もおっしゃっておられますが、100倍程度の倍率まで耐えられます。
観望会における低倍率の星雲星団及び月面のややアップに威力を発揮します。

鏡筒はつくば星の会の方から購入したダンボール筒で、結構丈夫です。
接眼部・斜鏡・斜鏡支持金具は、メーカー製のものを流用しました。
鏡筒の組み立ては、塗装を含め長谷川久也氏が担当。
ホワイトとライトブルーのちょっとしゃれた感じです。
駆動回路及びコントローラーは、電気に強い長野浩一氏が製作しました。
現在では口径25cmを大型と表現しない方もいらっしゃるかもしれませんが、1989年の製作当時としては、「大型」の部類に属していたと思います。
現在、公民館などの天体観望会で活躍中です。

 

仕      様
ミラー 口径25cm Thin Mirror , fl=1500mm(F6) (友田哲氏製作)
セル 鉄製3点支持(前村勉氏製作)
架台 フォーク式赤道儀 ・ 12V 直流モーター駆動式(前村光氏製作)
コントローラー(長野浩一氏製作)
鏡筒 ダンボール筒(長谷川久也氏製作)
接眼部 アストロ光学製大型接眼部(アメリカンサイズ対応)
ファインダー 高橋製作所製 5cm7倍ファインダー
製作年 1989年 5月開始 ・ 7月完成
制作費 約10万円

 

 

     
極軸根元の駆動部と廃物利用のクランプ 経緯軸の微動は、タンジェントスクリュー方式


接眼部は、既製品を流用 長野氏製作の心臓部とコントローラー


鏡筒には、ちゃんとフタがあります



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